よい睡眠は何よりの健康法

明日は早いから少しでも多く寝るためにとベッドに入ったのに、そのまま1時間も2時間も寝付けないまま過ごしてしまったということはないでしょうか。

こうした寝付きの悪さというのは現代人の多くが感じているところであり、健康番組や雑誌などでも解消法が何度も取り上げられる人気のコンテンツとなっています。

睡眠を取るということは一日の体の疲労を取り除くだけでなく、脳内の記憶を整理するという重要な役割をすることでもあります。

また睡眠中には自律神経のうち副交感神経が優位になり、体内で多くのホルモンが分泌されることから、長期的な健康と美容維持には必要不可欠のものです。

逆に言うと毎日の生活で十分な睡眠がとれないまま長年が経過すると体内のバランスが崩れてしまい、病気になりやすくなったり疲れがたまり日中ずっとだるいという症状を作り出してしまうことになります。

眠りたいけれども眠れないという人ではなく、単に夜更かしが好きで睡眠よりも他のことを優先しているという人は生活スタイルを見なおして毎日適切な睡眠時間をキープできるようにしていきましょう。

睡眠の質を高めるためのコツ

とはいえ、本人としては早く眠りたいのになかなか眠りに入れないという悩みがある人にとっては単に気合だけで寝付きをよくすることはできません。

そこでぜひ試してもらいたいのが寝る前に寝つきを良くするための工夫をしてみるということです。

人は睡眠に入る前には必ず自律神経で交感神経と副交感神経の優位が入れ替わります。

交感神経が優位になっている時というのは気持ちが昂ぶり興奮した状態にあるということであり、副交感神経が反対に優位になると気分がリラックスしてゆったりとした気分になっています。

ですのでまず眠気を誘発するためには人為的に副交感神経が優位になるようなことをするというのが有効です。

副交感神経を優位にするにはまず筋肉の緊張をとき、興奮や緊張を感じないという気分にしていくということが大切です。

そのための方法としては「ぬるめのお湯に時間をかけて入る」「刺激の強い食べ物やカフェインが多く含まれる飲み物を飲まない」といったことや、「ゆっくりした音楽をかける」「部屋を暖かく適度な湿気がある状態に保つ」といったことが挙げられます。

基本的に体に感じるストレスをできるだけ取り払うようにすることで、より滑らかに睡眠に入りやすくなります。

目覚めてもなんとなくだるいという時には

しかしいくら早く眠ったつもりでも、朝目覚めたときになんとなくだるく疲れを感じているというのでは意味がありません。

朝起きたときに疲れが残っているというのは、眠っているときに十分な休息を体や脳が受けていないということです。

これはがいわゆる睡眠の「質」が悪いということで、長時間眠っても疲れがとれないときには眠りが全体的に浅いということを疑う必要があります。

睡眠の質を悪くする要因としてよくあるのが、「寝る前に携帯やパソコンのブルーライトを浴びたため睡眠中も脳が覚醒していた」ということや「就寝前に食べたものを消化するために内臓が動き続けていた」ということです。

また昼夜が逆転した生活をしている人の場合には、起きたときに朝日を浴びるといった人本来の生活リズムが崩れているため睡眠時間が疲労回復につながらないということもよくあります。