肩こりは身体のSOS

一日の内で、パソコンや机に向かう時間が多いオフィスワーカーにとっては、体のコリや疲れからくる不調は職業病とも言えるものです。
ちょっとしたコリや疲れは大したことがないと放っておきがちですが、身体のSOSサインです。
身体が悲鳴をあげている証拠になり、重症にならない軽い内に食い止めなければなりません。
肩凝りもひどくなると、頭痛にまで発展し、仕事の能率も悪くなります。
快適に、長く仕事を続けていくためには、日頃からの健康への意識も大切です。

肩こりの原因

一日中デスクワークで肩凝りが起きるのは、筋肉の緊張が続き、筋肉の血行が悪くなるためです。
机に向かうときには、やや下にうつむいてしまう様な姿勢になってしまいます。
ですが、この時、重い頭を首の一部の筋肉だけで支えているために筋肉が緊張するのが原因のようです。
本来、首には色々な筋肉が複雑に連動して360度ぐるぐると回せるような構造になっています。
ですが、パソコンばかり見ていると、首の後ろの部分だけしか使わない状態になります。
この状態が首に大きな負担となり、首につながる肩や背中の筋肉が緊張して硬直し、血行が悪くなってしまうのです。
血行を良くしてあげるためにも、1時間おきくらいには休憩を取り、簡単にできるストレッチをしましょう。
背もたれのある椅子に座るのが良いですが、両手を頭の上で組み、胸を大きく弓なりになるように反らせて伸ばしてあげます。
机に向かっていると、やや猫背になり肩から胸を圧迫していますし、キーボードを打つ腕の状態も不自然な緊張状態にあるので、このストレッチは胸や腕にも有効です。

運動不足・ストレス

肩凝りは運動不足によっても起こります。
運動しない状態でいると、筋力が低下して同じ動作をするにも強い収縮が必要です。
筋肉の収縮が強いと、筋肉周辺の細かい血管が圧迫されて血行が悪くなってしまいます。
なので、デスクワークの人は、同じ姿勢を続ける上に、運動不足も加わって、肩凝りが起きやすくなるという訳です。
運動不足になると、疲労物質である乳酸や、痛みを感じてしまうものでプロスタグランジンがあり、これが溜まり蓄積しやすくなります。

また、ストレスが肩凝りの発生してしまうきっかけになることもありますし、これが意外と多い原因です。
強いストレスがあると、ストレスホルモンの分泌が多くなり、交感神経の興奮が続いてしまいます。
そうすると、夜になっても副交感神経が働かず、疲れが取れなかったり、筋肉の緊張が続きリラックスできなかったり、血行が悪くなったりと色々な悪影響が出てきます。
血管自体も収縮して細くなるので、筋肉が疲労しやすく、肩凝りが起きるのです。
なるべくストレスを感じないようにするのも大切ですが、仕事をしている上では全くストレスを感じないような生活も難しいものです。
なので運動をしたり、好きなアロマの香りでリラックスをしたり、テレビを見て泣くなどをしてみましょう。
そして、副交感神経を働かせストレスホルモンを体外へ排出させることで解消しましょう。

心臓、肺、糖尿病、高血圧など病気が原因で肩凝りになる場合もあります。
頭痛やめまい、耳鳴り、動悸などの症状まで伴うことがありますし、ひどい時には病院を受診しましょう。